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日本のサッカーと岡野俊一郎 - 楢戸 守

2022/12/02 (Fri) 10:29:27

FIFAワールドカップカタール大会の予選で日本代表がドイツを破った時は日本中が大騒ぎになりました。サッカー後進国の日本が、ワールドカップ4回優勝のサッカー強豪ドイツを破ったからでしょう。
その後コスタリカに敗れ本大会進出はダメかと思っていたら、同じくワールドカップで優勝経験のある強豪スペインまで破って前回に続き本戦出場を果たしました。
ヨーロッパの強豪2か国を破っての本戦進出は「ドーハの奇跡」として、サッカー界では今後長く語り継がれるものと思います。
(実は1994年のドーハで行われたW杯アジア予選で、最終戦のイラクに最後の数秒で逆転されW杯出場を逃したことがあり、「ドーハの悲劇」として語り継がれているそうです)
スペインは本戦で優勝経験5回の最強豪ブラジルと戦うのを避けるため、わざとグループ2位を狙うだろうと言う人もいましたが、まさか日本に負けるとは思わなかったでしょう。
サッカー強国ドイツは2大会連続で予選敗退となり、代表選手は国中から批判を浴びると思います。
世界で最も人気があるスポーツと言われているサッカーは、昔は日本ではあまり関心がなくレベルも低かったのですが、ドイツからコーチを招いたりして強化を図ってきたのです。
この日本サッカーの振興に大きく貢献したのが、小石川高校卒の岡野俊一郎先輩です。
岡野先輩は小石川高校(旧制五中)から東京大学文学部に進みサッカー部に入りました。
語学に堪能だった岡野先輩は、卒業後は日本サッカー協会で当時ドイツからサッカー指導に来ていたクラマーというコーチの通訳をやっていた様です。
そこでクラマーからサッカーの技術や戦略を学んだ岡野先輩は、代表選手の経験もないのにサッカー日本代表チームの監督になり、その後サッカー協会の役員をやったりして日本サッカーのレベルアップに大きく貢献したのです。
ネットで調べたら日本サッカー協会の会長に就任したのが1998年ですが、この年は日本が初めてW杯の世界予選を突破した年ですから、彼の功績が認められたのかもしれません。
私は小学校・中学校とサッカーの盛んな浦和で過ごしたのでサッカーが好きで、小石川高校では山室君に誘われて短期間ですがサッカー部に入っていたことがあります。
その時東大のサッカー部から指導に来ていた岡野先輩から、直接教えてもらった懐かしい思い出があります。
岡野先輩は既に数年前に亡くなっている様ですが、もし生きていたら日本代表がドイツを破ったことを一番喜ぶでしょう。

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